パキスタンのキツネ女


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パキスタン最大の都市カラチの動物園では40年前から、半分はキツネ、半分は人間の女という架空の生物「キツネ女」が展示されています。

ゾウとシカの檻のあいだに建っている派手な小屋、そこが「キツネ女」ムムターズ・ベグムの家です。キツネ女は、動物園の中でも、子供から大人まで一番の人気者だそうです。

キツネ女は特製のベッドに横たわり、見物客と会話します。そして未来を予言したり、ジョークを言って楽しませたりします。

「ここを訪れた人は、ハッピーな気分になって帰っていきます。そのことで私自身もハッピーになるんです」とキツネ女ムムターズは言います。「私と彼らとの間には愛の絆があります。人生は短いの。笑ってすごしたほうがいいでしょう」

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キツネ女は占い師としても有名です。学生は彼女のところに試験の結果を聞きに来ます。母親たちは自分の娘の結婚の見込みを知りたがります。

6年生のムハンマド・オサマくんの話「彼女と話してとても楽しかったよ。本当に楽しい。僕はここへ来れて幸せだよ」

年配の人々は、子供たちがキツネ女と対面するのを見て、自分が子供だったときのことを思い出すようです。孫といっしょに来たムハンマド・イスマイルさんは、40年か45年くらい前、子供時代にサーカスでキツネ女を見たそうです。「キツネ女は昔よりも良くなっているね。昔見たときよりもキツネ女を好きになったよ」

キツネ女に扮しているのは、33歳の男性ムラド・アリさんです。二児の父であるムラドさんは、16年前に亡くなった父親から、キツネ女の役を引き継ぎました。1日に12時間、キツネ女を演じることもあります。

動物園の園長ムハンマド・ファヒム・カーンさんによると、キツネ女の役を男性がやるのは、そのほうがキツネ女をからかう客に上手く対応できるからだといいます。キツネ女は、何種類もの方言を話し、うまく演じることが必要なため、才能のある選ばれた人がなるものなのです。

キツネ女の見物料はわずか10ルピー(0.1米ドル)ですが、アリさんと2人の助手に給料を払って、なんとか利益も出しているそうです。

ソース:Daily Mail

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